気に入った土地が見つかり購入したいと思っても、すぐに支払える現金を持ち合わせていないというケースも起こりうることですよね。
土地を購入するために利用できるローンはあるのでしょうか？
土地購入時に利用できるローン！つなぎ融資について
家を購入するときに利用する住宅ローンは、家があって初めて融資を受けることができるものです。
居住する家を建てるために土地を購入する場合には、土地と建物をひとつにすることで住宅ローンを利用することができます。
ところが、土地だけを先に購入したいと思った場合には住宅ローンを利用することができず、土地を先に購入するときには住宅が完成するまで自費で支払う必要があるのです。
このときに利用できる融資のひとつが「つなぎ融資」です。
つなぎ融資を利用してお金を借りた場合、住宅が完成したあとに融資される住宅ローンから精算することになります。
土地の購入費用から着工金、中間金、竣工金など、必要なタイミングでつなぎ融資で借入をして支払い、利息だけを返済します。
その後、住宅が完成したら住宅ローンの融資が始まるので、つなぎ融資の元金を一括で返済するという流れになります。
つなぎ融資は一般的な住宅ローンに比べると金利が高めになるという点に注意が必要です。
また、借入時に利息を一括で前払いするところもあり、その場合は自己資金を用意しておかなければなりません。
土地購入で使えるローン！土地の代金だけに利用できる土地先行融資
もうひとつの融資として「土地先行融資」というものがあります。
これは、土地の代金だけを借入することができる点が特徴で、着工金や中間金などの住宅建築に必要な資金を借りることはできません。
この融資は住宅ローンの融資開始時に精算することはなく、土地の代金を決済するときに土地の分だけのローンを先に組んでおき、家が完成したときに追加として住宅ローンを組むという流れになります。
土地先行融資は住宅ローンの一部として組むことができるため、つなぎ融資に比べると金利は低い傾向にあります。
土地先行融資には抵当権が必要なので、完成予定の建物の図面や見積書などの資料を提出して厳しい審査を受けなければなりません。
まとめ
このように、家が建っていない状態の土地だけの購入資金を調達したいときには「つなぎ融資」「土地先行融資」というローンを利用することができます。
すべての銀行で取り扱っているわけではないので、金利や条件などの内容を確認しながら利用できる金融機関を探す必要があります。
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