住宅の住み替えは注意点をおさえて無理のない資金計画を立てましょう。
家の売り買いは多額のお金が動くので、計画性がないと大きなトラブルとなってしまいます。
住み替えのポイントを事前注意点と資金計画の2点から確認しましょう!
住宅の住み替えポイント:事前注意点
住宅の住み替えの事前注意点として、主な4項目をあげるので、すべてをクリアできるか検討してくださいね。
・新居購入の頭金がある
・売却代金でローン完済を見込める
・これまでと新居のローンが重複しても対応できる
・生活費に影響がでない
新居購入の頭金があれば、新しく借り入れるローンの総額を低く抑えられたり、返済期間を短くしたりできるので、経済的に余裕が生まれます。
抵当権を抹消するためには、これまでのローンを完済する必要があり、売却代金で清算するか、不足分を手持ちの現金で支払わなくてはなりません。
売却時期によってはローンの重なる可能性があるので、2重の支払いに対応できるかも検討しましょう。
総じて、それなりの貯蓄がないと住み替えはうまくいかず、生活に支障をきたす問題がでてきます。
ローンや資金における確認を入念にして、無理のない引越し計画を立てましょう。
住宅の住み替えポイント:資金計画
住宅の住み替えでは資金計画が重要なポイントになるので、「買い先行」「売り先行」「売買並列」の3パターンを知っておきましょう。
▼買い先行
収入や貯蓄が多く、経済的に余裕のある人に向いている方法です。
購入後に売却を進めるので仮住まいの費用が不要ですが、住宅ローンの重複の可能性が高いでしょう。
▼売り先行
売却したお金を、住宅ローンの残債や新居購入の費用にあてたい人におすすめです。
仮住まいと2回分の引越し費用が必要になりますが、住宅ローンを増額させずにすみ、資金計画を立てやすいのが特徴です。
▼売買並列
売買のタイミングが良ければ、無駄な費用をかけずに住み替えできる資金計画になります。
タイミングがずれると、「買い」と「売り」のそれぞれのメリットデメリットが、状況に応じて生じるでしょう。
まとめ
住み替えは住宅ローンの完済が大きなポイントになり、残債があると購入希望者がいても売却できません。
繰り上げ返済や貯蓄などを意識し、生活に支障のでない資金計画を立ててくださいね。
子どもの教育費や老後資金、住宅のメンテナンス費用など、住み替え後のライフプランの具体的なシミュレーションも大切ですよ。