多くの家庭にとって、戸建てやマンションを購入する際には、住宅ローンを組むのが一般的な流れです。
住宅ローンにはいくつか種類があり、自宅購入の際には自分たちにあった住宅ローンのタイプを選ぶ必要があります。
そして今回は、複数の選択肢の中から「変動金利型」と呼ばれるタイプの住宅ローンについてご紹介させていただきます。
民間住宅ローン「変動金利型」とは何か
変動金利型とは、住宅ローンの中でも金利が市場と連動して変化するタイプのローンです。
変動金利型の多くは半年ごとに金利が見直され、その都度金利が変わる場合があります。
変動金利型の住宅ローンの返済方法として、返済額は一定となっており変わりません。
金利の昇降があったとしても返済額は変わりませんが、毎月の返済額の内訳が変化しており、返済額と金利の割合が金利の昇降によって変動します。
また、5年ごとに月々の返済額の見直しも行われ、金利によって変化した分の残りの支払額に合わせて月の返済額が再度設定されます。
ただし、月の返済額はこれまでの1.25倍を超えてはいけないというルールがありますので、金利の上昇が激しくてもある返済額への影響として程度の制限はかけられます。
変動金利と対をなす住宅ローンの金利タイプとして、固定金利型があります。
固定金利型の住宅ローンは、あらかじめ決められた期間において金利が固定できるローンです。
そのため、返済額の変動がなく返済計画を立てやすい点にメリットがあります。
しかし、変動金利よりも比較的高めに金利が設定されているため、変動金利を選んだ場合よりも返済額が多くなってしまう可能性はあります。
変動金利の賃出金額は全体の何割を占めるのかと人気について
金利の形態が数ある住宅ローンの中でも、変動金利型が占める金額の割合は約50%となっています。
(※平成30年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書 参考)
変動金利型が人気の金利タイプとなり始めたのは2010年代からで、平成19年度は固定金利タイプが全体の62.8%を占めていましたが、平成24年度には変動金利タイプのシェアが57.6%と、逆転しています。
変動金利型が人気になった1つ理由として、昨今の金融機関での長期的な低金利を受け、買い手側が「今後も金利は下がり続けるだろう」、という見立てを立てていることが挙げられます。
1989年(平成1年)からの短期プライムレート(変動金利)と10年物国債金利の推移を調べると、今から過去20年程(1998年から)金利が低い状態が続いています。
市場全体として低金利が続いている日本では、住宅ローンにおいても影響がでており、その中で固定金利型よりも変動金利型が人気を博していると見えます。
ただし、先の金利は誰にもわからず、変動があるかもしれない中で、変動金利を選ぶというリスクはもちろんあります。
変動金利型の住宅ローンを利用する際には自分たちの返済プランを確立し、金利の変動に依拠しすぎないような住宅購入を計画しましょう。
まとめ
変動金利は現状人気の住宅ローンとして選ばれています。
しかし、そこには知っておくべき注意点もあります。
変動金利型を選ぶ際には、必ずそのリスクとメリット面を鑑み、自分たちの経済状況と今後とを照らし合わせたうえで、決断しましょう。
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