不動産を円滑に売却する方法として、近年注目されているのがホームステージング。
それを取り入れることにより、売買契約が決まるまでの期間が大幅に短縮されると言われています。
そこで、ホームステージングとは何なのか、売却活動をするうえでのメリットも含めて解説します。
不動産売却でのホームステージングとは①:物件の演出
ホームステージングとは、売却に出している不動産の室内を演出する手法のこと。
何もない室内に家具、照明、小物、観葉植物などを置いて、物件をより魅力的に見せることがその狙いです。
何もない部屋を見ても、購入希望者はそこで生活するイメージをつかめないものです。
また、室内が殺風景であると、細かい欠点に目が行き、売却がスムーズに進まないというデメリットもあります。
そこで、イス、テーブル、ソファーなどを効果的に置き、室内の印象を良くすることがホームステージングの狙いです。
インテリアコーディネートの場合は、その部屋で暮らす人の好みやニーズにあわせて家具やインテリアを選定します。
それに対してホームステージングとは、不動産の早期売却を促すための戦略。
そのため、購入希望者の立場にたって、不動産物件の魅力を高めていきます。
たとえば、ひとり暮らしがターゲットの物件なら、単身者を想定した家具やインテリアを配置します。
家族がターゲットの物件なら、子どもがいることを前提に部屋を演出します。
リタイア後の夫婦がターゲットの物件なら、その年代にあわせた家具やインテリアを選ぶことで、売却が後押しされるというわけです。
ホームステージングとは、物件に住んでいる人がいても実施が可能なサービスです。
その場合、居住者の生活感を取り除くため、荷物を減らす必要があります。
そのうえで、すでにある家具やインテリアをベースに、その物件のターゲットにあわせて演出します。
不動産売却でのホームステージングとは②:メリットが多い
不動産の売却活動を進めるうえで、ホームステージングにはさまざまなメリットがあります。
ひとつめのメリットとは、それを取り入れることで宣伝効果が高まることです。
殺風景な部屋と、効果的に演出された部屋があったら、多くの人は後者に興味を持つでしょう。
結果として、何もしていない物件よりも、購入希望者をより多く集めることが可能になります。
さらに、購入希望者に「ここに住みたい」という気持ちを抱かせ、購入を促せることもホームステージングのメリットです。
なかなか売れない物件は、徐々に不動産の価格を下げていかざるを得ません。
物件の印象を良くすることで、早期に高値で売れる可能性が高まることも、そのメリットと言えるでしょう。
売却希望者の予算にあわせて予算を選べることも、ホームステージングの魅力です。
一般的にホームステージングには、複数のプランが用意されています。
予算が限られている場合は、ひとつの部屋だけを演出することも可能。
それだけでも、内覧に来た人の物件に対する印象はガラッと変わり、売却活動を後押ししてくれます。
まとめ
不動産の売却活動をスムーズに進めるために、注目されることが増えてきたホームステージング。
不動産をより良い条件で売却したい人は、詳細を不動産業者等に問い合わせてみることも一案です。
株式会社日光リアルターでは、大阪市港区・此花区の不動産物件を多数に取り扱っております。