大阪市天王寺区は、大阪市のほぼ中央に位置する街で、梅田・難波に次ぐ規模の繁華街を有する地域です。
近隣にあべのハルカスや通天閣など観光スポットがありつつも、繁華街から離れたエリアには閑静な住宅街も多く、暮らしやすい街ですよ。
そんな大阪市天王寺区ですが、近頃地価が上昇し続けていることはご存知でしょうか?
今回は、大阪市天王寺区の地価と推移についてご紹介します。
大阪市天王寺区の地価とその推移は?
2019年時点での大阪市天王寺区の公示地価は、平均58万8,166/㎡で、坪単価は194万4,352円/坪、変動率は3.89%の上昇でした。
これは、大阪府の地価ランキングでは4位に位置します。
昨年に比べ、区内全てのエリアの地価が上昇しており、中でも谷町九丁目エリアは変動率が9.73%と大きく上昇しました。
なお大阪市天王寺区の公示地価は、2014年頃から3~4%台とやや高い水準で推移しています。
大阪市天王寺区の地価上昇の理由は?
地価が上昇していることは、住みたいエリアとしての需要が高いことが一つの理由ですが、そもそもなぜ大阪市天王寺区に住みたいと思う方が多いのでしょうか?
大阪市天王寺区の人気が高い理由は、生活利便性の高さと教育環境の良さが挙げられます。
大阪市天王寺区の中心駅である天王寺駅は、直結する大阪阿部野橋駅も含めると6路線を利用できるターミナル駅で、梅田・難波はもちろん、南大阪や関西空港・奈良・和歌山方面へのアクセスがしやすい駅です。
また、天王寺区のほぼ中央に位置する大阪上本町駅は、近鉄大阪線・奈良線の2路線が乗り入れています。
利用者が多い天王寺駅と大阪上本町駅は、駅ビルを含めて駅周辺に多数の商業施設が点在しているため、アクセスだけでなく買い物なども困りません。
そして、大阪市天王寺区の玉造エリアは進学校や学習塾が多く、文教地区と言われています。
実際に玉造エリアの2019年の公示地価は、地価平均が44万3,800円/㎡、坪単価平均が146万7,107円/坪、変動率は4.72%上昇していて、区内の地価ランキングでは5位にランクインしています。
大阪市天王寺区で不動産を売却するなら地価上昇中の今がチャンス!
地価は不動産を売却する際に、売り出し価格を決めるためのポイントとなります。
しかし現在は順調に上昇していても、何かのきっかけで地価が下がると、希望額より安値でしか売れなくなる可能性があります。
そのため、大阪市天王寺区で不動産を売却するなら、地価が上昇している今がチャンスといえるでしょう。
まとめ
地価の推移は、不動産売買に少なからず影響します。
今後不動産を売却する予定がある方は、ぜひ該当エリアの地価情報をチェックしてみましょう。