戦前頃までに伝統的な工法で建てられた木造住宅は、古民家と呼ばれています。
築100年に迫る物件も珍しくなく、建物自体の価値が低いため少ない初期費用で取得できる古民家も多いです。
そんな古民家をリノベーションで住みやすくする際の、選び方のポイントやメリット・デメリットを解説します。
古民家リノベーションのポイント①:選び方
リノベーションを前提に古民家を探すとき、基礎や柱・梁に注目することが選び方のポイントです。
土台となる基礎部分が沈下していたり、柱や梁が雨漏りなどで腐食していたりすると構造体に問題が発生している恐れがあるためです。
構造部分に重大な問題が発生していると、修繕工事にかかるコストが増大する原因となるので注意が必要です。
一方で見た目が古くなっていても、基礎や柱・梁といったポイントがしっかりとしていれば、リノベーション後もそのまま活用できますから工事にかかる時間やコストを節約できます。
古民家リノベーションのポイント②:メリットとデメリット
古民家をリノベーションするとき、メリット・デメリットなど留意すべきポイントがあります。
< メリット >
古民家の建築材料は、現代では入手しづらい強固な資材が使われています。
例えば家の根幹にあたる柱・梁に用いられるヒノキは強度が落ちるまで1,000年以上かかると言われており、住宅の天敵であるシロアリにも強い建材です。
メンテナンスを怠らなければ古民家は200~300年は持つ、優れた家屋と呼べるでしょう。
そのため、新築物件では見られないようなデザインにリノベーションすることも可能です。
また固定資産税は築年数によって税額が決められているので、年数の古い古民家は税制面でもメリットは大きいです。
< デメリット >
古民家のリノベーションにかかるコストは、物件の状態によって大きく変動します。
数百万~1,000万円程度でおさまることもあれば、大規模なリノベーション工事により3,000万円を超えるケースも珍しくありません。
また現代とは耐震基準が異なる時代に建てられていますから、耐震補強工事が必要になるケースもあるでしょう。
とくに構造部分を改修することになると、コストは増大する傾向にある点がデメリットです。
まとめ
古民家をリノベーションするときの、選び方のポイントやメリット・デメリットを解説しました。
古き良き日本の住宅も、リノベーションにより新しく快適に生まれ変われます。
紹介したポイントを活用し、理想の住まいを手に入れてみてはいかがでしょうか。
中古物件の購入を検討されている方は、私たち株式会社日光リアルターにお任せください。
また、リノベーション済の中古物件も多数ございますので、お気軽にお問い合せ、お待ちしております。